子の運動会に学んだこと
先日子供(年長)の運動会がありました。
今って小学校でも午前中だけで終わったりして、お弁当タイムを挟まない運営になっているところも多いのですね。親としてはお弁当タスクがなくて助かる反面、自分の頃のことを思い出すと「お母さんが作ってくれたお弁当を、学校の好きな場所で家族と食べる」という非日常が新鮮で楽しかったな、なんて思ってしまいます。身勝手なもんです。ちなみに我が家の定位置は給食室の前でした。
早く走れなくて悔しいという純粋な思い
プログラムにおなじみの徒競走があり、運動会前はその練習が多く行われていました。なかなか一番になれず、悔し恥ずかしな気持ちを、子は私に明かしてくれました。
実は、「徒競走で1番になれなくて悔しい」という気持ちをもつこと自体に驚きました。過去の運動会では1番になれなくても、そういう気持ちをあまり表にだすことがなかったからです。徒競走で1番になるということに、あまりこだわりをもたない子なのかなと思っていたのですが、そんなことはなかったようです。
悔しい気持ちの裏には、「1番になりたい!」という熱い思いがあるはず。
その思いを親としてサポートしたいという気持ちになりました。
私は運動が得意ではなかった
ところが私は運動がそれほど得意ではありません。残念!
体育祭では、「出番が早い」「勝負が早い」「個人競技」という理由だけで徒競走に出場するという情熱や意気込みに欠けた子供でした。
けれど、子供のこととなれば別です。意欲十分。けどどうやって教えればいいの?
思えば、走り方とかそういう理論みたいなもの、体育の授業で教えてもらうことってなくないですか?きっとコツがあるはずなのに。「あーこのひとは足が速いから」「あーこのひとは足が遅いから」で終わってしまう種目ではなかったですか?
そこで私はまずコツを勉強しようと本を読みました!(爆)
読んだ本↓
しっかり読む時間がないことはわかっていたので、2冊を読み比べてコツと呼べそうな共通項があるのか?、はたまた全然違うことを言っているのか?、そこらへんを認識するつもりでさらっと読みました。
そうするとなんとなく「これを抑えたらある程度レベルをあげられそうだ」という、2冊とも同じこと言っているなという要素が見つかりました。
・走るときの手の形や目線
・地面の掴み方
・体の使い方
など、意識するだけでもすぐに効果が得られそうなものもありました。
もちろん理論だけではなくて練習や鍛錬も必要で、その方法も本にはとても丁寧に記されていましたが、そこまでは求めていなかったので、本に書いてあったことを子供に簡単に伝えて、あとは適度に走る時間を作りました。
強いて言えば、よーいどんの出足だけ、たくさん練習しましたね。
何より、本人の意欲があってこそ、なのですが。
結果がついてきた
緊張の中迎えた本番当日。「適度な緊張はいいパフォーマンスを出すから」と、また本に書いてあったことを音声にするだけの私。気楽なもんです。
そしていよいよ徒競走・・・。
なんと一番になりました!それもぶっちぎりで。
母歓喜。子供も大喜び。練習してよかったね。
こういう達成感って、本当に自分に自信をつけてくれますよね。
私も小学生の時、どうしても二重跳びができるようになりたくて、休み時間の度に縄跳びを掴んで校庭に出て、毎日毎日練習していた日々がありました。
そしたら明くる日できるようになったんですね。とても嬉しかった。今でも忘れられない、達成感を得た瞬間でした。
保育園の運動会、そんなに一生懸命練習しなくてもいいけれど、こだわって練習したからこそ、より一層嬉しかったはずです。
こだわり、粘り、諦めないこと
「絶対に〇〇したい!」と思える何かを持てるって素晴らしいことだと思います。その気持がないと執着できないし、粘れないし、諦めてしまう、というかどうでもよくなってしまう。
「〇〇したい!」という原動力の種をもっと大事にしようと学ばせてくれました。
我が子よ、ありがとう!